#Homesession SKY-HI remix
SKY-HIこと日高光啓さんが
#Homesession という楽曲を公開されました。
リリックも含めて、とても素晴らしい試みだと思います。
日高さんは、楽曲のステムデータ(ボーカルや、ギター、ドラムなどがそれぞれまとまっていくつかのデータになったもの)を公開されていて、それをつかってセッションを、というものです。(こちらは大変ありがたいことに、一般に公開されており、誰でも手に入れることができる状態です)
本来であれば、楽器でセッションということだとも思うのですが、今僕が楽器を弾ける環境におらず、しかもパソコンと小さなMIDI鍵盤一台しかない状況なので、
この限られた環境だけでやれることとしてリミックスをつくってみました。
床にすわって、ぽちぽち打ち込んでつくりました。
せっかくなんで、たまには作業画面も書いてみようと思います。
僕はStudio OneというDAW(パソコンで音楽をつくるソフト)を使っていて、どこにでももっていくMacbook Air(いつも歌詞をかいているパソコンです)にもこのソフトを入れてあります。
今回は、このソフトに元からついてくるシンセサイザーを中心につくりました。
普段の作曲やアレンジでは、スタジオに据え置きの別のもっとハイスペックなパソコンを使っています。こちらには、他にも色々なソフトが入っていたり、またはスタジオにある機材も使ったりします。
画面上の方にある波形が出ている部分は、オーディオデータで、こちらが日高さんが公開されていたもの(あるいはそれを僕が編集したもの)です。一番上のinst(楽器をまとめたもの)は僕は使わなかったので、ミュートにしてあって赤いMマークがついてます。
なので、僕があらたに楽器として追加したのは
drums, sampler, strings, pizzicato strings, pad, piano, marimba, synth bassの8つです。
これらをMIDI鍵盤で打ち込んでいきました。
もちろんこのあたりはいろんなやり方があるので、正直そこを説明してもあまり意味はないのですが、ややリミックスの専門的な話をすると今回は日高さんのデータ以外にはオーディオのサンプルは使っていません。すべてシンセで弾いています。samplerにつかったオーディオサンプルも、日高さんの元データをチョップして使っています。
ミックス(編集)も含めて、Studio Oneに元から入っているソフト以外につかったのは二つだけで
SERUMというシンセサイザーと、VOCALSYNTHというエフェクターです。どちらも現在ユーザーが非常に多い、素晴らしいソフトです。
最初の画像でいうと、padとsynth bassというトラックをSERUMで作成し、vocal fx1というトラックに、VOCALSYNTHをいれています。
打ち込みにはMiDiPLUS MIDIキーボードコントローラー X2 mini 25鍵を使いました。
これは割とどこにいくにも持ち歩いてますが、僕としてはちょうどいい機能がつまっているのと、見た目が気に入ってます。
ということで、作詞家の作詞用のパソコンでも家でこのくらいの作業ができる、という話とともに、
日高さんをはじめ、ミュージシャンの方々が今色々な試みをしていることを見逃さず、そしてせっかくなので楽しんでいけたらと思っています。みなさんも、ぜひ言葉でも音でもセッションしてみてください。
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