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2019年後半から2020年のヒット曲のタイトルを予想する


未来にどんな曲がヒットするのか、
もしそんなことが正確にわかるとしたら、音楽産業の仕組みは一気に入れ替わってしまうだろう。
もちろん、それは現実的ではない。

しかし、どのような「タイトル」の曲が現れるか、そしてそれらが所謂ヒットソングといわれるものになるのかを考えることは可能である。
もちろんこれらは「予想」としての意味もそれなりにあるが、そもそも曲のタイトルがどのように付けられているのかということを考えるヒントになると思われる。


さて、ではどのように予想をするかということだが、もちろんここに定説があるわけではない。
まずは、
ここ数年のヒット曲について考えてみたい。(そもそもヒット曲とは何か、という議論でもあることに注意したい)

まずは人口に膾炙したもので、統計的な有意さもあり、またそれなりに音楽産業の従事者にとっての実感とも大きくかけ離れていないと思われる。
Billboardの年間チャートを参考にしていきたいと思う。

2018年のHot100年間のトップ5は

「Lemon」米津玄師

「U.S.A」DA PUMP

「ガラスを割れ!」欅坂46

「打上花火」DAOKO×米津玄師

「ドラえもん」星野源

となっている。

一応2017,2016,2015なども参考に見ておこう。

2017
恋 / 星野源
シェイプ・オブ・ユー / エド・シーラン
打上花火 / DAOKO × 米津玄師
不協和音 / 欅坂46
二人セゾン / 欅坂46

2016
翼はいらない / AKB48
前前前世 / RADWIMPS
恋 / 星野源
君はメロディー / AKB48
世界に一つだけの花 / SMAP

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いくつかの方針


まずいくつかの単純に読み取れる点からチェックしていこう。トップ5以下、100くらいまでをみてもわかることだが、

米津玄師、星野源、欅坂46、AKB48などは数年に渡って複数曲がヒットしているといえる。他にはあいみょん、乃木坂46などもそうであるといってもいいだろう。これらのアーティストの楽曲はほとんどある一定以上は、狭義の意味で今後もヒットするといっていい。(つまりこのチャートに出て来る率が高いだろう、という意味だ)

そこで、シンプルに例えば星野源が次にリリースするであろう楽曲の「タイトル」を予想することで、2019年後半以降のヒット曲を予想することが可能になる。

これを方針1とおく

方針1:複数年にわたってヒットしているアーティストのリリースする曲を予想する


他にはどうだろうか、2018,2017の第一位はどちらもテレビドラマの主題歌である(しかも同一の脚本家(野木亜紀子)によるもの!)。ドラマの主題歌がヒットするというのは数十年にわたって存在するヒットの一つの典型例であるといえるが、その形は少しずつ変化しているともいえるだろう(チャートをみればわかる通り「恋」は2016年の曲だが、2017年に1位となっていることなど)。

また「打上花火」「前前前世」「ドラえもん」などは映画(アニメ邦画)の主題歌であった。これらも重要な情報である。

ここから二つ目の方針を取り出そう。

方針2:主題歌、タイアップなどから予想する。


さて、2016年にSMAPの「世界に一つだけの花」が入っているのは意外な事実だといえるかもしれない。この曲自体は2000年代前半の曲であり、この時の最新曲ではない。しかし、2016年はSMAPの解散に関して一年を通してSMAPの話題が非常に多く出ていた。その際に、代表曲でありもっともセールスのあった「世界に一つだけの花」がかかることが多かったのだといえるだろう。

つまり

方針3:世の中の出来事から予想する


これが3つ目の方針となる。



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さて、この3つを具体的に考えていくことになる

この具体化をワークショップ(7/23開催)の中で行うので、ひとまず現時点ではざっくりと取り組み方だけ考えておこう


まず方針1に関しては、上記であげたようなアーティストの楽曲のタイトルを羅列し、それらの傾向について考えてみる。これはあまりにも安直な作業にも思われるが、そもそもトップアーティストのタイトル付けの傾向について調べることはあまりされていないこともあり、十分に価値のある調査になるといえるだろう。さらに、それらは今後のほかのアーティストにおけるタイトル付けの方針にもなりえる。

方針2は実際に、公開されることがわかっているものに関しては具体的にチェックしていくことが可能だろう。また、例えば「前前前世」のRADWIMPSのように、作品の音楽全体にアーティストが絡んでいるパターンなども今後どのような形がありえるのか考える必要がある。さらに例えばタイトル付けを「ドラえもん」「打上花火」のように映画作品のタイトルと直接関連づけるパターンとそうでないパターン(筆者の感覚では「前前前世」は中間くらい、という感じである)、などを分類することなどもできるだろう。

方針3は例えば、SMAP同様に国民的アイドルグループである嵐の活動休止が発表されていること、また東京でオリンピックが開催されることなどは、すでに確定している大きな出来事といえるもので、それらからの予想などは十分に可能だろう。



7/23の #ロゴススタジオ  作詞ワークショップでは以上のようなことを中心にしながらワークショップで、実際にタイトル予想をしていきたい。


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